
今年、大きく人気を呼んだKBSドラマ「海神」は、ソンイルグクというスターを生んだ。
悪人ながら憎むことが出来なかった 'ヨンジャン'というキャラクターは、チャンボゴ(チェスジョン) スエ(ジョンファ) コンビに入り込み、劇に大きい活力を吹き入れた。
ややもするとチャンボゴの単純な英雄劇で終わる可能性もあったドラマは、ハムレット型キャラクターである 'ヨンジャン'の猛烈な活躍で人気上昇曲線を描いた。
最近視聴率 20%を記録して月火ドラマ最強者の席を守っている「薯童謡」のキーポイントはリュジン(サテッギル)だ。実質的な主人公であるチョヒョンジェ(ソドン)とイボヨン(ソンファ姫) の間で葛藤を催す役目で、一番複雑な心理を表現しなければならない。
サテッギルのキャラクターは「海神」のヨンジャンと多方面に似ている点が多い。まず、チャンボゴとヨンジャンが友達であるように、二人は百済工房であるハヌルチェで同門修学する仲だ。また「海神」でジョンファ(スエ)を取り囲んだ恋敵関係が成り立ったとしたら、「薯童謡」では 'ソンファ姫'を間に置いた愛のライバルだ。
原則と正道を固守するソドンの姿はチャンボゴとそっくりだ。 力があるキャラクターだが、むしろストーリー展開が単純になる可能性がある。サテッギルが重要な理由だ。
今までリュジンは '友達'と '愛' の間で迷う姿をよく表現しているという評価を受けている。彼は 11日分の放送で、遂に自分が慕うソンファ姫の相手が誰なのか分かるようになる。 そして尊敬してやまなかったソドンに憎しみを持つようになる。
その日ソンファ姫に書いたソドンの手紙を見ながら「私の外には誰もダメだ。」と叫んだ台詞は、視聴者たちに「薄気味悪かった。」という評価を受けた。
チャン(=ソドン)が痛くて倒れたのを見ながら「君がここで死ねば、これ以上の悪縁はないだろう。」と言った部分は、ソンファ姫に対する執着と恋敵に対する断固さをよく見せている。
しかしサテッギルの腹中にはソドンに対する愛情が残っている。 水銀の危険性も知らないまま、鼻を近づけて作業するソドンを見ながら、しばらく悪い考えを抱いてから「危ない品物だ。離れろ。」と言うとか、死に処したソドンを助けた後「生きてくれてありがとう。」と言った部分がそうだ。
しかし個人的な愛憎とは関係なく、サテッギルとソドンは新羅と百済という敵対国民たちだ。 海賊と討伐軍としてそれぞれ分けられ、運命的に互いに刀を狙うしかなかったヨンジャンとチャンボゴのように彼らの敵対関係も不可欠だ。
サテッギルの内面演技が難しいまた別の理由は、彼が百済に忍び込んだ新羅のスパイという点だ。 自分の国の為に長い間、情を交わした仲間たちを裏切らなければならない心理まで描かなければならない。
それ程複雑な状況に処したサテッギルの彷徨は、今後とも続くように見える。ここに彼の葛藤演技によって「薯童謡」の視聴率が少なくない影響を受けるようだ。
(写真='サテッギル'役のリュジン/SBS)
キムデホン記者paranthink@yahoo.co.kr
[tvreport]2005.10.14
http://tvreport.co.kr/site/data/html_dir/2005/10/14/200510140001.asp
2005-10-14 11:13:08
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